「旅するマイホーム?」トラベルハウスで20日間旅してみた【後編】
【前編】【後編】に分けてお伝えする今回のテーマ、【後編】にあたる今回は、20日間の旅を通じて感じた、あると便利なアイテムの紹介や心得などをお伝えします。
お伝えする内容が、すべての人に当てはまるとは言えないかもしれませんが、20日間のトラベルハウスでの旅を通してリアルに感じたことをお伝えします。
あくまで参考の1つとして捉えていただけると幸いですので、【前編】をまだ読んでいないという方は、そちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです!
20日間車中泊して必須だと感じたアイテム10選
まずは、20日間の車中泊旅をした上で、欠かすことのできない必須アイテムを紹介します。旅のスタイルによって使うアイテムはそれぞれかもしれませんが、どの車中泊旅でも共通するであろうアイテムを10個ピックアップしてみました。ぜひ参考にしてみてください。
1:枕
当初はなくても問題無いだろうと思っていましたが、やはり毎日運転しなくてはいけないため、徐々に首への疲労を感じていくようになりました。
結果、旅の途中で限界を迎え、ホームセンターで枕を購入することに…。車で移動しながら旅をする上では、必須アイテムだと痛感しました。
2:毛布・膝掛け
就寝するときは寝袋を使用するため、そこまで必要性を感じることは無いと思いますが、トラベルハウスの場合、寝袋に入るまで居住スペースでご飯を食べたり、仕事をしたり、何かしらの作業をする時間があります。
その際、暖房器具が一切ない車内は、季節にもよりますが寒さを感じることもしばしば。膝掛けや毛布1枚あるだけで過ごしやすさに大きな違いが生まれることを感じました。
3:マット
寝床に敷く低反発系のマットは、あるとかなり快適になります。筆者はかなり薄いマット1枚で乗り切りましたが、やはり寝起きは体が痛かったです。
その上、長時間の運転が続くとなると体に更なる負荷をかけることに。クッション性のあるマットは重宝するなと感じました。
4:寝袋
掛け布団でも問題ありませんが、車内は決して広い空間ではないので、使用しない時にコンパクトにできる寝袋がおすすめです。
5:調理器具
車中泊をする上で無料のキャンプ場は、まさにありがたい場所なのですが、無料で利用できるかわりにキャンプ場の設備はほぼ期待できません。
お湯を沸かすことができるバーナーと鍋があるだけで、必要最低限の調理ができるため食事に困ることなく乗り切れるはずです。
6:電池式のランプ
蓄電器のバッテリーを使用することで使える備え付けの電球があるのですが、バッテリー切れで使えなくなることもあるので、電池式のランプが1つあると安心です。
7:電源タップ(延長コード)
居住スペースには、2つのコンセントがあるのですが、導線の融通が効かないことが多いので、延長コード付きの電源タップがあると非常に便利。
8:S字フック
物を置くスペースを確保するために、車内の壁を有効活用します。その際にはS字フックが大活躍。
同時に収納ポケットが豊富なウォールポケットを持っていくと、小物類をうまく整理できるので、おすすめです。
9:貼り付け型の鏡
案外あると助かるのが鏡です。車内の壁に、両面テープで貼り付けることができるタイプの鏡があるのですが、非常に使用頻度が高くて便利でした。女性でしたら、ちょっとしたお化粧直しも使用できます。
10:モバイルWi-Fi
Googleマップや、駐車場の検索など普段よりも通信量が増えるので、通信量無制限のモバイルWi-Fiがあると安心できました。短期間でもレンタルできるものがあるので、通信量が心配な方はぜひ。
安全運転第一!「疲れたら休む」が合言葉
長期間、運転しながら旅をするとなると中々疲労が抜けないことも。先を急ぎたい気持ちも分かりますが、まずは安全第一。「疲れたら休む」を合言葉に旅をすることが鉄則です。
各地にあるSAや道の駅、RVパークなどを上手く活用しながら旅をしましょう。ただし、ルールとマナーの遵守は忘れずに。近年、車中泊ユーザーのマナーが問題になっており、SAや道の駅での車中泊が禁止になっている場所も存在するので、利用する際は事前に確認をしておきましょう。
何よりも優先すべきは「安全運転」です。体調が優れないまま運転をして、せっかくの旅が事故で台無しになんてことにならないよう、適度に休みながら自分の体と向き合って旅を続けてくださいね。
トラベルハウスが向いてる人、向いていない人
今回、20日間トラベルハウスで車中泊をしてみましたが、どこにもで気軽にアクセスすることができ、かつ寝床に困らないトラベルハウスは最強だなと感じました。
大人2人でも室内では快適に過ごすことができましたし、タープなどを積んで行けばキャンプ場でさらに快適なスペースを作ることもできます。
キャンピングカーのように、キッチンや水道などの設備はありませんが、キャンプ用品があれば十分代替できるという印象です。
キャンプと違って、移動の旅にテントを用意したり、片付けたりする手間がかからない点が何よりも快適でストレスを感じることはありませんでした。
一方で、狭い空間が苦手な人には、やはり窮屈に感じてしまうのではないかとも思いました。
また、水まわりなどが整備されている訳ではないので、長期間の旅となるとストレスだと感じる方もいるのではないでしょうか。
移動好きにはぴったりのトラベルハウス
【前編】【後編】に渡り、トラベルハウスで20日間旅してみて思ったこと、感じたことを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
好きな時に、好きな場所へ、寝床を気にせず行くことができる、夢のような車だと筆者は感じています。
キャンピングカーのように手が出ない値段ではありませんし、年間の維持費も安く抑えることができるという点は非常に嬉しいポイントだと思っています。
車中泊ができる車を探している方はぜひ、軽トラックキャンピングカーのトラベルハウスを選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
記事提供:保延 祐希
キャンピングカー専門の
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CapuCa(カプカ)
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