「旅するマイホーム?」トラベルハウスで20日間旅してみた【前編】
みなさん、こんにちは。今回の記事では、最近話題になっている「トラベルハウス」で20日間の車中泊旅をしてきた模様をお伝えします。
・トラベルハウスってよく聞くけど、一体どんな車なの?
・車中泊には興味があるけど、実際のところどんな感じなの?
・車中泊に必要なものって何?
これから車中泊での旅を考えている方にとって、このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、車中泊初心者の筆者が20日間、車中泊したからこそ実感できた車中泊の魅力や苦労した点、また、車中泊をする上で便利だったアイテムを紹介していきます。
【前編】【後編】に分けてお伝えするので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
※今回の旅は、ダイハツのハイゼットトラックジャンボという車種を使用しました。
トラベルハウスとは?その魅力について解説!
トラベルハウスとは、軽トラックの荷台に居住空間を作った軽トラキャンピングカーのことを指します。
近年、YouTuberなどが旅の様子を動画配信しているため、知名度が上がっている新しいスタイルのキャンピングカーです。実際、筆者も20日間の旅の中で何人にもの方に声をかけられました。
トラベルハウスが注目されている理由の1つは値段の安さ。通常のキャンピングカーは、安いもので450万円で平均700万円が相場と言われています。
一方で軽トラキャンピングカーであれば、新車でも70~100万円程度で購入することができ、中古車であれば20万円前後で手に入ることもあります。
また、キャンピングカーと違って、DIYで自分の個性を出したデザイン・内装にすることができる上、自動車税と自賠責の保険料も安く抑えることができます。
トラベルハウスを運転してみた感想は?20日間で11県を巡ってみた!
初めに、今回の旅のルートを簡単にご紹介します。
香川県→小豆島→徳島県→高知県→愛媛県→広島県→岡山県→島根県→鳥取県→静岡県→長野県というルートを、20日間で旅をしてきました。
基本的に節約するため、有料の高速道路は使用せずに下道と無料の高速道路を使用して、移動しました。
移動費用は主に、小豆島に向かう際のフェリー代約4000円と、愛媛県から広島県に向かう際に使用した、しまなみ海道の利用料金の約4000円とガソリン代金の約20000円ほどです。
筆者はこの旅で初めて軽トラックを運転したのですが、車体が小さい分、小回りが効くので、その点では非常に運転しやすかったです。
キャンピングカーでは入れないような道幅が狭い住宅街や、山道でもストレスなく運転することができました。
また、雪道を走る際も、四駆のためタイヤが雪に取られることなく、安全に走ることができました。
実際に徳島県から高知県に向かう際に山道を走っていたのですが、大雪に見舞われて少しヒヤッとしました。四駆でなかったら確実にタイヤがハマって動けなくなっていたと思います。
一方で、運転のし辛さを感じる点もいくつかありました。
まず、後ろに居住空間のボックスがあるためバックミラーで後ろの状況を確認できない点です。後方確認がサイドミラーでしかできないので、慣れるまでは車線変更に少し怖さを感じることも…。
また、軽トラックはエンジンの排気量が660ccと制限されてしまうため、どうしてもパワー不足を感じてしまいました。一般道や平坦な道では何も問題無いのですが、坂道になると荷台の重さも関係して、アクセルベタ踏みでも最高速度が70キロしか出せませんでした。
トラベルハウス内の環境について
次に、トラベルハウスの居住空間についてお伝えします。
居住空間は見た目以上に広く、快適な空間になっています。ただし、大人2人が立って何か作業を行うと少し窮屈になってしまう感じは否めません。
カバンや調理器具の収納スペースは、基本的に椅子の下になります。運転席の椅子の下には、電気を蓄電する機械が収納されているため、半分ほどしか使用できません。
寝床は、基本的に2階のスペースです。上記画像の服が掛けてある取っ手がついている板を手間に引くことで、空間を1階と2階スペースで分けることができます。
画像を見ていただければ分かるように、2階の就寝スペースは、仰向けに寝た場合、顔から天井までの距離が近いので、かなりの圧迫感を感じてしまいます。閉所恐怖症の人には、若干の息苦しさを感じるかもしれません。
室内の明かりに関しては、備え付けの電球が2つあります。この電球だけで十分すぎるほどの明るさを保つことができる上、電球はローラー上に取り付けられているため、都度都度、好きな場所に移動できる点は大変使い勝手が良いと感じています。
室内の換気は、換気扇が1つと網戸付きの窓が1つあるので、いつでも新鮮な空気を入れることができます。
室内の電源は、コンセントが2つあります。このコンセントの電源は、蓄電器から供給されているので、蓄電器の電気がなくなり次第使用することができなくなります。
ただ、コンテナの外にコンセントがついているため、オートキャンプ場に行くとそのコンセントと外部の電源を接続することで、半永久的に電気を使用することができます。
トラベルハウスは自由自在!個性を出してみて
記事内でも少し触れましたが、トラベルハウスの醍醐味は自由自在なカスタマイズが可能な点です。快適に過ごせる環境を自分の手で作り上げれば、愛着も更にわくのではないでしょうか。
【前編】【後編】に分けてお伝えする今回のテーマ、【前編】はここまでになります。【後編】では、20日間の旅を通じて感じたアイテムの紹介や心得などをお伝えします。
続きもぜひ読んでみてくださいね。
この記事を書いた人
記事提供:保延 祐希
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